包茎とは亀頭が包皮でおおわれて露出していない状態をいいます。
男性は思春期を迎えるまでは包茎であることが一般的であります。また亀頭と包皮の間には生理的な癒着が存在することが多く、小児期では無理に包皮を反転させることが困難であるケースが大多数を占めています。しかし思春期を迎えますと成長とともに亀頭の発育が包皮の発育を上回るようになり、さらには亀頭・包皮間の生理的癒着が消失していき亀頭が自然と露出するようになってきます。
包茎は2つに大別することができます。真性包茎と仮性包茎です。真性包茎とは陰茎が勃起しても包茎の状態が続いているものであり、仮性包茎とは陰茎が勃起すると包茎が解除される(つまり亀頭が露出される)ものを指します。包茎を論ずる場合、思春期以前と思春期以後にわける必要があります。
思春期以前はほぼ前例真性包茎と申し上げて差し障りはないと考えますが、繰り返し亀頭包皮炎(細菌が侵入し陰茎が炎症を起こしている状態)となる場合や、排尿障害を来す場合、あまりにも高度な包茎である場合などでは治療の対象となることがあります。
思春期以後では、真性包茎でさらに何らかの不都合が生じている場合(包皮を反転させようとすると陰茎が痛む・性交渉に支障を来す・亀頭包皮炎を繰り返す・排尿障害があるなど)は治療の対象となります。治療は手術によって行います。思春期以降の真性包茎は現在の診療体系では保険診療が適応される病気として解釈されていますので手術は健康保険を用いた診療となります。
一方、仮性包茎は基本的にそのまま経過観察ということになります。しかしご希望があれば手術によって治療することとなりますが、現在の診療体系では保険診療が適応される病気として解釈されていませんので手術は自費による診療となります。
当院では思春期以降の包茎で治療が必要な方・ご希望のある方に対してご相談の上手術治療も行っております。
局所麻酔にて行う約1時間の手術になりますが、包茎の状態によっては治療方法が異なることもありますのでご心配であればまずは一度ご診察させていただければと存じます。
また思春期以前の小児の場合、包皮反転トレーニングや軟膏塗布といった手術以外の治療も存在しますがどういう戦略で今後フォローアップしていくのがよいかご心配であれば一度ご相談させていただければと存じます。