性行為感染症(いわゆる性病)は以前より根強く存在しているのですが、この数年間で発生頻度が急激に増加しています。この範疇に含まれる病気としては「クラミジア・淋病・コンジローマ・ヘルペス・梅毒・エイズ」などをあげることができます。また肝炎ウィルスも性行為で感染することがあります。近年耐性株とよばれる、これまでに特効薬とされた治療薬に抵抗性を示す病原体が出現し、これが急速に蔓延しつつあり特に問題視されています。さらに、従来ではあまり存在しなかった咽頭や鼻腔などからもこれらの病原体が検出されるケースが増えてきており、性病に感染する機会が多くなってきていることを示唆するものと考えられます。
病気によって潜伏期や現れる症状には差があり、臨床症状と血液検査・病原体の培養検査等にて病気の診断を下します。投薬が治療の基本となりますが、配偶者など特定のパートナーがいる場合には「ピンポン感染」とよばれる相手方への感染の危険性があるので、完治に導くことが肝要となります。また状況に応じてはパートナーに対する検査・治療が必要となることもあり、まずは恥ずかしがることなく専門家の診察を受けられることを是非お勧めします。
当院では性行為感染症(性病)の診断・治療はもちろんのこと、特に症状がないものの性行為感染症の可能性を心配されているという方にも御希望に応じて検診を行っています。